<J2:福岡2-1山形>◇第2節◇10日◇レベスタ

 J2山形はアウェーで福岡に逆転負けを喫し、03年以来10年ぶりの開幕2連敗となった。立ち上がりに理想的な形で先制しながら、前半29分にフリーでクロスを上げられ失点。後半29分にはGK清水健太(31)がバックパスの処理を誤ってボールを奪われ、決勝点を許した。

 バルセロナを思い起こさせるような鮮やかなゴールが、泡となって消えた。前半9分、左サイドからMF伊東俊(25)がドリブルで仕掛けて相手を引きつけると、流れるようなパスワークから最後はFW中島裕希(28)が右足で冷静に流し込んだ。奥野僚右監督(44)が「守備を仕掛けによって崩す」と練習で繰り返してきた形だった。

 先制した後も攻めたが、得点できない時間帯が続くと守備が崩れるパターンは変わらなかった。相手のシュートを5本に抑えながら、ミスから2失点。同点への最大のチャンスは、かつての仲間に阻止された。後半40分、左CKから途中出場のDF西河がフリーで放ったヘディングは、昨季まで山形に所属した宮本がブロック。全員が天を仰いだ。

 完璧な形でゴールを奪っても、勝てなかった。課題を改善できず、2戦で勝ち点0のまま17日のホーム開幕戦(対長崎)を迎えることになってしまった。