<J2:山形1-2岡山>◇第25節◇20日◇NDスタ

 山形が7月3度目の逆転負けを喫し、4連敗となった。前半43分にMFロメロ・フランク(25)の19試合ぶりのゴールで先制したが、後半12分にFKから同点ゴールを献上。同30分には前回対戦で2得点された岡山MF田所に決勝点を許した。これでセットプレーからの失点は3試合連続。改善の兆しは見えず、悪い流れが止まらない。

 「セットプレーの守備を改善できず申し訳ない」。試合後の会見で奥野監督が漏らした言葉がすべてだった。2巡目の対戦で研究され、ほとんど同じ戦術で挑んできた相手に4連敗。前半からブロックを作って守り、狙いはカウンターとセットプレー。この日も思惑通りに守備が破られた。シュート数は山形の15本に対して岡山は5本。DF堀之内は「崩された感じはない」と言ったが「岡山はやることが徹底されていた。うちも相手の嫌なところを突くことも必要かもしれない」と課題を口にした。

 キャンプから積み上げてきたものを取り戻しかけただけに、悔やまれる失点だった。前半43分のMFフランクのゴールは、周囲が連動して作り出したスペースに飛び出したことで生まれた。だが「良かったのはあれだけ。サイドチェンジも少なかった」とフランクが言うように、後半は引いて守る相手を崩すためのアイデアを欠いた。

 セットプレー時の集中力。開幕戦からの課題が改善されないまま、13位に転落した。MF宮阪は「嫌なイメージが全員の中から取れていない」と言った。消極的なプレーにつながる苦手意識を一刻も早く取り払わなければ、トンネルの出口は見えてこない。【鹿野雄太】