<J1:浦和3-1広島>◇第19節◇3日◇埼玉

 浦和MF原口元気(22)が貴重なチーム2点目を挙げ勝利に貢献した。前半28分、真ん中からドリブルで上がり、DF3人を引きつけMF柏木にパス。FW興梠のシュートがクリアされたところを左足で押し込んだ。ザッケローニ監督の目の前で、ゴールという結果を残した。「いいところに転がってきた。前の3人でいい形で崩せた」と笑顔を見せた。ただ「広島だからはまったこともある。浮かれずに次に備えたい」とすぐに口元を結んだ。この勝利で首位広島から勝ち点2差の3位と、次節での首位も視野に入れた。

 東アジア杯で韓国へ向かう前、メンタルトレーナーと話し合った。時折、抑えきれない感情が爆発することを相談した。我慢し感情を抑える一方で、長所がなくなる可能性もあった。「うまくコントロールして、いい方向に持って行けるように」と自分と向き合った。リードを広げてからは武器のドリブルだけでなく、FW阪野とのワンツーなど戦況を見極める冷静さもあった。

 6月末からナビスコ杯、リーグ戦、東アジア杯と連戦だった。「やっとオフがあるので1日ゆっくりしたい」。心地よい疲れに、充実した表情を見せた。【高橋悟史】