<J1:横浜1-1C大阪>◇第25節◇14日◇日産ス
C大阪が首位横浜と敵地で引き分け、優勝戦線に踏みとどまった。前半11分、CKを相手がクリアしたボールをDF山下が蹴り込んで先制。その3分後に追いつかれたが、組織的な守備で2点目を許さなかった。4試合連続ドローは痛いが、逆転Vへ首の皮一枚残った状況だ。
シュート数は8-20。横浜に圧倒的に支配され、得意のセットプレーから何度もチャンスを作られた。だがC大阪は、日本代表FW柿谷曜一朗(23)を前線に残し、普段は下がることの少ない両サイドのMFも含め、9人の守備で最後まで耐え抜いた。
カウンターに備え、前線でチャンスを待ち続けた柿谷は「ボールが来なくても、イライラしてチャンスで外すよりは冷静にやろうと思っていた」と振り返った。「今日のような試合をしていれば、負けはないが勝ちもない」。シュート0本で3試合連続無得点、通算14得点のままに終わったが、視察に訪れていたドイツ人代理人のトーマス・クロート氏は「今日はボールに触る機会も少なかったし、彼の日じゃなかったね」と、柿谷をかばった。
試合後、横浜に駆けつけたサポーターからは「最後まであきらめるな!」と、温かい声援が飛び交った。9試合を残し、首位横浜との勝ち点差は8のままの5位。だが最後の3節で、この日敗れた上位の広島、鹿島、浦和との直接対決も残っている。今後の横浜の結果次第では、逆転優勝の可能性はまだ十分に残されている。
クラブ創設20周年に悲願の初優勝を成し遂げることが最大の目標。柿谷は「(優勝できるかは)正直分からないが、やってみてじゃないですか。もう少しリスクを冒してでも勝たないと、タイトルは取れない。ラスト1試合まで勝ち点を積み重ねていくだけ」と、前を向いた。【福岡吉央】



