名古屋が来季の監督を、G大阪などを率いた西野朗氏(58)に一本化したことが12日、分かった。12月のリーグ全日程終了後、正式に就任要請する。交渉が順調に進めば、年内に「名古屋西野監督」が誕生する見通しとなった。クラブ史上最長の6シーズンにわたってチームを率いたドラガン・ストイコビッチ監督(48)の今季限りでの退任が発表されてから約1カ月。ようやく注目の次期監督人事が動きだす。

 この日、名古屋市内でクラブの取締役会が開催された。取締役を務めるトヨタ自動車の豊田章男社長(57)ら、そうそうたる顔ぶれがそろった。クラブの最高意思決定の場でストイコビッチ監督の退任などが報告された。次期監督の具体名は出なかったというが、チーム強化にあたるチーム統括本部が招聘(しょうへい)に着手するというコンセンサスが得られたようだ。

 強化サイドは候補の1人だった西野氏に次期監督を一本化。充電中の同氏の現場復帰への強い意欲もリサーチ済み。現在指揮を執るストイコビッチ監督への敬意からリーグ全日程終了を待って動き、年内の誕生を目指す。

 取締役会後、クラブ実質トップの福島義広副社長(63)は後任について「目指すサッカーを継承していただける、できるだけキャリアのある方。年内には契約まで済ませたい」と語った。西野氏はG大阪で「超攻撃」を合言葉に攻撃的な常勝軍団を作り上げ、実績もJ1最多の通算244勝と圧倒的。名古屋は、J最強監督に再建を託すことになる。