J2札幌FWレ・コン・ビン(28)の残留交渉が年内に決着することが24日、確実となった。札幌は3度目の修正条件を所属元のベトナム1部ソンラム・ゲアン側に提示。これまでは条件提示だけで交渉が停滞も、複数にわたる現地でのビンの直接交渉もあり、具体的な詰めの段階に入った。三上大勝GM(42)は「だいぶ進展した。年内に決着できるメドが立った」と説明した。完全移籍での獲得を目指し、30日にも決定する。

 最初の提示で、ゲアンはビンの完全移籍に約3000万円の資金を要求。両クラブ間で条件は1000万円以上の開きがあったが、札幌側の3度に渡る上積みなどもあり、ゲアン側との金銭的な調整が進んだ。既に札幌とビン本人の間では来季残留で合意しており、最後の条件となっていたクラブ間合意も秒読みとなった。