Jリーグが、浦和に史上最も重い「無観客試合」という厳罰を下した。村井満チェアマン(54)が13日、東京・JFAハウスで会見。8日のJ1浦和-鳥栖戦(埼玉)で一部の浦和サポーターが「JAPANESE

 ONLY」という差別的な横断幕を掲出した案件について、けん責に加え、23日の浦和のホーム清水戦(埼玉)を無観客試合として開催することを決めた。

 ▼07年5月のG大阪戦(埼玉ス)

 試合前にG大阪サポーターから水風船が投げ込まれ、試合後に浦和サポーターがアウェー出口へ集結。G大阪サポーター約800人が最長3時間半、スタンドでの待機を余儀なくされた。同年6月、けん責と制裁金2000万円。G大阪にはけん責と制裁金1000万円。

 ▼09年6月のナビスコ杯大宮戦(埼玉ス)

 浦和サポーターが、テレビ中継スタッフに暴行傷害や器物破損行為。10年1月にけん責と制裁金200万円。

 ▼10年5月の仙台戦(宮城ス)

 試合後、浦和の選手がサポーター席へあいさつに行った際、ペットボトルが投げ込まれ1本が観客に当たり裂傷。また、浦和サポーター20人が立ち入り禁止エリアに侵入し浦和のチームバスに接近。うち2、3人が仙台のチームバスが出発した際、バスに向かって差別的な発言をした。同年6月、けん責と制裁金500万円。仙台へはけん責と制裁金200万円。

 ▼13年8月の清水戦(エコパ)

 スタジアムに向かう清水のチームバスに、浦和サポーターがチャーターしたバスの中から、爆竹、ロケット花火などが投げつけられた。その後エコパの駐車場で、同バスから降りたサポーター4人が警備員に暴行。現行犯逮捕された。同年11月、けん責と制裁金1000万円。