<J2:東京V0-1磐田>◇第9節◇26日◇味スタ

 J2磐田は東京Vに辛勝した。前半から試合を支配し、後半8分にFWポポ(35)が倒されPKを獲得。しかし、キッカーのFW前田遼一(32)が相手GKにセーブされ、先制点を逃してしまう。0-0のまま時間が過ぎ「勝ち点3」が遠ざかる中、途中出場のFW阿部吉朗(33)がチームを救った。後半42分、DF駒野友一(32)のFKを頭で合わせて虎の子の1点を押し込んだ。守備陣も無失点で耐え12年4月21日の横浜戦以来、2年ぶりに1-0のスコアで勝利を手にした。

 この日は阿部の長男、湊くんの5歳の誕生日だった。誕生日弾を約束して試合に臨み、約束通り得点と勝利を贈った。「前回(4節福岡戦で)ゴールを決めた時も大喜びして、僕からキスをしました。あと1、2年したら嫌がられるから今のうちにと」と照れ笑い。得点シーンに「変にたたき付けずにあごだけを引くことを意識した。勝てて良かった」と振り返った。

 ゲーム主将のMF松井大輔(32)は「こういう厳しい試合で勝ったことが大事」と話し、PKの場面に「遼一(前田)が行きたいと言うから譲ったけど、もうないね。あいつには蹴らせない」と笑わせた。前田が今季蹴った4本のPKはすべて同じコースだったことを指摘し「みんな分かってたと思う。これから僕が担当します」と話した。【岩田千代巳】