<J1:名古屋1-2G大阪>◇第13節◇10日◇豊田ス
日本代表で主力を担うG大阪MF遠藤保仁(34)、DF今野泰幸(31)を擁するG大阪が名古屋に対して主導権を握り続け、今季初の連勝を飾った。遠藤は2得点の起点となり、調子を落としていた今野は攻守両面で活躍した。明日12日のW杯日本代表メンバー発表前の最後のリーグ戦で、2人が上昇気流に乗った。C大阪FW柿谷曜一朗(24)はノーゴールに終わった。
遠藤の見せ場は1-0の後半40分だった。左サイドでボールを持つと、前方へ柔らかなパス。わずかにバックスピンがかかったボールを受けたFW大森がドリブルで仕掛け、貴重な追加点を挙げた。「試合をコントロールするのが自分の役目」。視野の広さと試合の流れを読む戦術眼。代表でも欠かせない存在だ。
先制点も遠藤が起点となった。後半21分、左サイドのFW倉田に鋭い縦パスを蹴り込んだ。これが起点となりMF阿部が左足で豪快に先制ゴールを決めた。
ゴールを生んだ2本のパスを出した遠藤は「あそこを攻略しようとかはなかったがタイミングがあった。1点目も2点目もいい形で裏に抜けることができた」と振り返った。
前々節の横浜戦では先発を外れるなど調子を落としていたDF今野だが、前半22分、MF遠藤の右サイドからのCKに飛び込むなど攻撃に積極的に参加した。「僕の調子が上がらない中、とにかくがむしゃらに動いて、少しでもチームに貢献したい気持ちでやっている」。チームは今季初の連勝を飾り、11位に浮上した。
完全復調とは言えないが、試合後には前向きな言葉も出た。「今日の試合で2手、3手先のプレーが見えたときがあるので、もう少し」。プレーの判断が良くなってきた。
試合後は名古屋FW玉田に「W杯、頑張ってね」と声を掛けられた。12日の代表発表には「不安もあるし、名前を呼ばれるまで何があるか分からない」。遠藤は「楽しみに待ちたい」と話した。対照的な2人だが、代表発表前の最後のリーグ戦で2人が上昇気流に乗った。【上田博志】



