J2磐田MF山田大記(25)が、ドイツ2部のカールスルーエSCから正式オファーを受けていることが24日、分かった。クラブ間の交渉がまとまれば、移籍が成立する見込みだ。

 カールスルーエSCは元ドイツ代表GKオリバー・カーンがプロのスタートを切ったクラブとして知られ、日本人では、永井雄一郎(35)がプレーした。11-12年に3部に降格も、翌シーズンに3部で優勝し1年で2部に復帰。13-14年は2部で5位だった。

 山田はプロ入り直後から海外でのプレーの夢を口にしており、語学の勉強にも励んでいた。最近では、日本代表FW大迫勇也(24)が1月にドイツ2部の1860ミュンヘンに移籍し、その活躍から6月に同1部に昇格したケルンへの移籍が決まった。乾貴士(26)も2部を経て1部に移籍しており、2部での活躍次第ではステップアップのチャンスもある。磐田は現在、J2で2位も3位以下が混戦で1年でのJ1昇格に予断を許さない状況だ。今回の交渉がまとまり、背番号「10」の山田が移籍するとなれば、チーム力が試されそうだ。