J2磐田FW金園英学(25)に9日、今季初先発のチャンスが巡ってきた。磐田はこの日、磐田市内で、J3藤枝との天皇杯2回戦(12日、ヤマハ)に向けて練習を行った。腹痛を訴えているエースFW前田遼一(32)がこの日も練習を欠席し、シャムスカ監督(48)は前田の代役として金園やFW阿部吉朗(34)を挙げた。戦術練習では金園が主力組の1トップを務め「出られればまず、チームの勝利を優先したい」と決意を語った。

 金園が先発のチャンスを前に、ひそかに闘志を燃やしていた。腹痛の前田は点滴治療を受け快方に向かっているが、この日も練習を欠席し、天皇杯の出場は厳しい状況だ。指揮官は、金園と阿部を1トップ候補に挙げ「金園はエリア内で戦えてスピードもあり裏への抜けが速い。練習でチャンスを与えている」と明かした。戦術練習では1本目で主力組に入った金園は「天皇杯で出られたら、まずはチームの勝利を優先して。その中で結果を出していければ」と話した。

 金園が先発のチャンスを前に、ひそかに闘志を燃やしていた。腹痛の前田は点滴治療を受け快方に向かっているが、この日も練習を欠席し、天皇杯の出場は厳しい状況だ。指揮官は、金園と阿部を1トップ候補に挙げ「金園はエリア内で戦えてスピードもあり裏への抜けが速い。練習でチャンスを与えている」と明かした。戦術練習では1本目で主力組に入った金園は「天皇杯で出られたら、まずはチームの勝利を優先して。その中で結果を出していければ」と話した。

 金園は今季、プロ生活で初めての試練に向き合っている。11年にMF山田大記(25)MF小林裕紀(25)と磐田に加入。金園は28試合12得点で、3人そろって華々しいルーキーイヤーを飾った。昨季も30試合6得点だったが今季は9試合1得点。けが以外でベンチ外も経験した。「今季はあまり表舞台に立ってないので。出られたら楽しみたいと思う。ジュビロに入って一番(試合に)出てないので、なんとかきっかけをものにしたい」と話した。

 同期の小林は新潟に移り、山田はドイツへの移籍が間近だ。「1人残って寂しいですけど…。この年代のリーダー的な声を出していかないと。その前にまず、試合に出られるようにしないと」と話す。藤枝は昨年の天皇杯で清水に惜敗。J3相手とはいえ、油断が禁物なのは分かっている。「簡単な相手ではないし、簡単にできるとは思っていない。燃えすぎずに頑張ります」と頼もしかった。【岩田千代巳】