鹿島の元日本代表DF中田浩二(35)が、かつて所属したスイス1部バーゼルに移籍したFW柿谷曜一朗(24)へエールを送った。06年から2年半在籍し、主力として62試合に出場した経験を元に「いい選択をしたと思う。試合にも欧州CLにも出られる。まず慣れるには、いい環境」。同国が移民を受け入れた歴史から「日本人も温かく迎えてくれるし、英語さえできれば生活も問題ない」と太鼓判を押した。

 ドイツ、フランスと隣接しており「ドイツとは頻繁に親善試合をするし、プレーを見てもらえる機会が多い。買われていく選手がたくさんいた」。実際、クロアチア代表MFラキティッチはバーゼルからシャルケに移籍し、今季からバルセロナに所属。「ステップアップできる」と紹介した。

 当時から残る選手にはFWシュトレラー主将らがおり「仲良かったし、よくしてくれるはず。長身(195センチ)でタイプは違うけど、同じポジションだから頼ればいい。頑張ってほしい」と“後輩”に期待した。