<J2:福岡3-1磐田>◇第26節◇10日◇レベスタ

 磐田は10位福岡に苦戦を強いられ敗れた。終始相手に押され、序盤から劣勢だった。

 前半7分、DF伊野波雅彦(28)がかわされて左サイドを突破されると、クロスを中央で合わせられて先制点を献上。開始早々の失点で主導権を握られると、同13分にもクロスへの対応が遅れ、追加点を許した。同22分にはGK八田直樹(28)が自らのクリアミスでピンチを招くなど、悪い流れを断ち切れないまま時間だけが経過。伊野波は左足負傷で、後半28分で交代した。

 この日は累積警告で出場停止のMF松井大輔(33)に代わってMF松浦拓弥(25)が今季初先発。11年に在籍していた古巣相手に得意のドリブルを仕掛けるも、厳しいマークを受けた。後半15分にFWポポ(35)を投入して攻撃の活性化を図ると、同35分にDF森下俊(28)の今季初ゴールで1点差。しかし、41分にカウンターで痛恨の3失点目を許した。

 試合後、シャムスカ監督(48)は「序盤のところが全てだと思っている。ポジションの修正もあるが、ボールに対するイニシアチブが足りなかった」と振り返った。チームはここ6試合で14失点。J1自動昇格を争う2位松本との勝ち点差は7に広がった。上位にとどまるためには守備の修正は急務だ。