仙台DF角田誠(31)が、川崎Fから破格の獲得オファーを受けていることが2日、分かった。来季も仙台との契約は残っているため移籍金が発生するが、川崎Fは獲得資金を準備済み。さらに複数年契約も打診しているとみられる。

 川崎Fにとっては最大の補強ポイントだ。9月までは優勝争いに絡んでいたが、10月から守備の不安定さを露呈して急失速。現在6位で来季のACL出場も消滅し、守備の立て直しへボランチとセンターバックをこなす角田に白羽の矢を立てた。対人の強さに加えて抜群のリーダーシップも高く評価しており、異例の好条件で獲得に乗り出した。

 主将の流出となれば、仙台としては大きな痛手となる。角田は11年に京都から加入。守備の要として移籍初年度に4位、翌12年には2位躍進の原動力となった。今季は主将に就任し、22試合1得点。来季も不動の中心選手として構想に入っている。古巣のJ2京都からもオファーを受けており、去就が注目される。