J2磐田MF上村岬(23)が27日、2年目のジンクス打破を誓った。チームはFW金園英学(26=現仙台)DF桜内渚(25)MF田中裕人(24)と3年連続で、大卒2年目の選手がけがで長期離脱した。現在は同期のDF小川大貴(23)が左下腿(かたい)部痛で別メニュー調整しており、上村は「厄年なんですよ。おはらいに行った方がいいですかね」と苦笑。それでも「気にせず、今季は波を少なくして一定のパフォーマンスを出して試合に出たい」と意欲を見せた。

 昨季は2試合でベンチ入り。オフは「試合に出るためには人より動かないと」と母校の筑波大や三重の実家で自主トレに励んできた。年始も1月6日には磐田に戻りジムで体を動かした。今日28日は東京Vとの練習試合だ。「守備や当たり前のことをしっかりやって良さを出せれば」と話す一方で、「周囲を使うだけでなく、抜ける動きなど使われる選手にもならないと」と課題も掲げる。ジンクスを破り公式戦デビューを飾ってみせる。【岩田千代巳】