ブラジル代表やインテルミラノなどで活躍し、パルマでは中田英寿氏とも一緒にプレーしたFWアドリアーノ(31=アトレチコ・パラナエンセ)が13日、約2年ぶりに試合に出場した。

 リベルタドーレス杯1次リーグのザ・ストロンゲスト(ボリビア)戦の後半40分から途中出場。ほとんどボールを触ることもなかったが、試合後は「いろんなことを乗り越えて重要な試合に出ることができてハッピーだし、感動している」と話した。

 アドリアーノはかつて「皇帝」と呼ばれ、04年南米選手権、05年コンフェデ杯と、いずれも得点王とMVPに輝き、チームを優勝に導いた。一方でケガや減量苦、アルコール依存症や練習態度の悪さなど、ピッチ内外でトラブルを起こし、コリンチャンスに所属していた12年3月のサントス戦以来、公式戦から離れていた。