陸上男子100メートルで日本歴代2位の10秒01を持つ桐生祥秀(19=東洋大)が、大会記録で優勝した。追い風が吹くといわれる競技場で、あいにくの向かい風0・5メートルのなか、10秒19を記録した。この日午前中に行われた予選でも向かい風2・5メートルで10秒45。「向かってても(10秒)1台で走らないと。納得できない」と振り返った。

 右太もも裏肉離れで4カ月ぶりの大会だった前々週の日本学生対抗でも100メートルの決勝は10秒19だった。「また1台だったので徐々には上がってきている」と復帰2戦目に手応えはありつつも、まだまだ状態はピークとはいかないようだ。