ロシア陸連は5日、女子マラソンの有力選手で昨年の名古屋ウィメンズマラソンを初制覇したマリア・コノワロワらロシアの5選手がドーピング違反で資格停止処分になったと発表した。AP通信が報じた。

 2013年のシカゴ・マラソンで3位となった41歳のコノワロワは、血液データを蓄積して変化を調べる「生体パスポート」で異常値を示し、2年間資格停止。09年以降の記録を抹消された。

 女子ハンマー投げロンドン五輪代表のマリア・ベスパロワは検査で筋力増強剤に陽性反応を示し、4年間の資格停止。ロシアは組織的なドーピング疑惑が指摘され、世界反ドーピング機関(WADA)が9日に第三者委員会調査報告書を公表する。