陸上のリオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(25=ミズノ)が12日、同五輪200メートル代表藤光謙司(30=ゼンリン)16年日本選手権200メートル3位の原翔太(24)と米・ハワイでの合同合宿に成田空港から出発した。

 200メートルでは日本トップ級の3人が集まって切磋琢磨(せっさたくま)する。飯塚は「刺激しあえる仲間。楽しみです」と胸を高ぶらせた。藤光は「トップレベルの人が集まってやるのは海外ではありますが、日本では少ない。常に高い意識で高め合うことが大切」と話した。8月の世界選手権ロンドン大会を狙うには2人を超えなければならない立場の原は「吸収することしかない」と気合が入っていた。

 ジムでのウエートトレーニングやトラックを走るだけでなく、ワイキキビーチで人が少ない場所を選び、砂浜ダッシュなども行う。地面を蹴る力を強化すべく、現在約220キロのスクワットを250キロ以上にすることを目指している飯塚は「質の高い走り込みをしたい」と語った。