男子で16年リオデジャネイロ五輪代表の高橋英輝(24=富士通)が1時間18分18秒を記録し、3連覇を果たした。8月の世界選手権(ロンドン)派遣設定記録となる1時間20分12秒を大きく上回り、自身2度目の同選手権代表にも内定。「100回大会で優勝できてうれしい。私は世界で結果を出せていないので(世界選手権で)入賞は絶対にしたい。チーム競歩でやっていきたい」と意気込んだ。

 高橋は16年五輪で42位、15年世界選手権(北京)で47位と世界の舞台で苦しんできた。この日は1時間18分23秒で2位となった藤沢勇(29=ALSOK)と最後の500メートルまでデッドヒート。地力で振り切った。勝負に徹した歩きに「ずっと(藤沢の)後ろにくっついていて、最後に出て申し訳ない」。それでも堂々の3連覇をたぐり寄せ、世界選手権でのリベンジに期待を膨らませた。