東京五輪へ“掘り出し物”が見つかった。2度目のマラソンの井上大仁(ひろと、24=MHPS)が2時間8分22秒で日本人最高となる8位に入った。山梨学院大時代は箱根駅伝に4年連続出場ながら、今大会ほぼノーマークから8月の世界選手権(ロンドン)代表の座を決定的にした。

 ◆世界選手権の代表選考 男子マラソンの代表枠は最大3。福岡国際(昨年12月)、東京、びわ湖毎日(来月5日)で日本人1位となり、派遣設定記録の2時間7分以内をマークすれば自動的に内定。これで枠が埋まらない場合、3大会の日本人3位までと、別府大分毎日(先月5日)の日本人1位を対象に、天候やタイムなどを総合的に勘案し、活躍が期待される選手を選ぶ。複数の選考会に出場した場合は、派遣設定記録に到達しない限り、最初のレースが評価対象。