日本陸上界初の100メートル9秒台を狙う桐生祥秀(21=東洋大)が28日、100メートルに出場する織田記念国際(エディオンスタジアム広島)を翌日に控え、前日練習を行った。

 スタート練習やダッシュなど軽めの調整をした桐生は「自己ベストを更新したい」と意気込みを語った。自己ベストの10秒01は、高校3年生だった4年前の同大会でマークした。その時から一躍、注目される存在となった。「僕はこの大会から陸上のリズムが変わった。10秒01を出してから、違う陸上生活が続いている。その場所で出せたらいい」と力を込めた。