第89回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に、2年ぶり83度目の出場を果たした日大が15日、東京・世田谷区内で練習を公開した。

 過去12度優勝を誇る古豪も、前回は無念のシード落ち。10月の予選会を7位で通過し、ブランクを1年でとどめた。

 2区にケニア人留学生でエースのガンドゥ・ベンジャミン(4年)を配し、主将で3区が有力な佐藤佑輔(4年)、中学時代からトップ級で1区か9区が有力視される田村優宝(3年)を中心にシード権奪回を目指す。

 実業団のダイハツで指揮を執り、マラソン世界女王の浅利純子らを育てた就任2年目の鈴木従道監督(67)は、チームをA、Bに分けチーム内競争を促し箱根路に戻った。「期待半分、不安半分。不安の方が大きいかな。現勢力で最高に持って行きたい」と新春を見据えた。