<陸上:ダイヤモンドリーグ第12戦DNガラン>◇22日◇ストックホルム
直前まで行われていたモスクワ世界陸上の金メダリスト13人が参加し、そのうち9人が順当勝ちした。女子400メートル障害のスザーナ・ヘジノヴァ(26=チェコ)、同三段跳びのカトリン・イバルゲン(29=コロンビア)らは今季無敗で、ダイヤモンドリーグ年間優勝も確定的にした(最終戦出場が条件)。
しかし記録は全体的に低調で、各選手のコンディションが落ちているのが目立った。
そのなかで8分30秒29の今季世界最高記録で優勝したのが女子3000メートルのメセレット・デファー(29=エチオピア)だった。残り300メートルから徐々にペースを上げ、残り150メートル付近からさらにギアチェンジ。最後の直線は独壇場だった。
モスクワ世界陸上では5000メートルに優勝したが、スローペースで展開したため優勝記録は14分50秒19にとどまった。
「私にとってはそれほど速いタイムではなかったので、この大会も良いコンディションで走ることができました。でも、世界陸上を走った5日後に勝つことができてよかった」。レース後にファンサービスをしながらウイニングランをする様子は、余裕たっぷりだった。