<防府読売マラソン>◇15日◇山口・防府市スポーツセンター陸上競技場発着

 公務員ランナー川内優輝(26=埼玉県庁)は、優勝こそ32キロからスパートされたセルオド・バトオチル(32=モンゴル)に譲ったが、公約通り2時間10分切り(サブテン)の2時間9分15秒の2位でフィニッシュした。

 観戦した日本陸連の宗猛・日本陸連男子中長距離マラソン部長(60)は「一般的な常識と彼の常識には、すごいレベルの差がある。昭和のランナーが平成の時代に勝負している」と、称賛した。月間2度のサブテンには「世界は(契約した)レースの2カ月前からは走ってはいけない、という契約にサインするというルールがある」と、世界の一線級が一流レースに出る際の制限から、次元の違いで無理なことを説明。それでも川内には「これほど強い欲をもった選手は見たことがない」と舌を巻いた。