2019年に日本で開催されるラグビーW杯の開催都市発表会が2日、東京・明治記念館で行われ、開催12都市が発表された。

 東日本大震災被災地で、名門の新日鉄釜石(現釜石シーウェイブス)の本拠でもある岩手県釜石市も選出された。今大会のアンバサダーで、現役時代は新日鉄釜石で活躍した桜庭吉彦氏(48=釜石シーウェイブス・ディビジョンマネジャー)は「うれしい思いと同時に責任を感じている。震災を乗り越えてここまで復興していること、元気な市民の姿を世界に発信できるいい機会になる。シーウェイブスの活躍もW杯の成功につながっていくと思う」と喜んだ。

 開催地は北海道札幌市、岩手県釜石市、埼玉県熊谷市、東京都、神奈川県横浜市、静岡県袋井市、愛知県豊田市、大阪府東大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市、熊本県熊本市、大分県大分市となった。開幕戦と決勝は19年に完成予定の新国立競技場で行われることが決まっている。15都市が立候補していたが、仙台、京都、長崎の3都市が落選した。