フィギュアスケートの世界ジュニア選手権女子シングルで5位となった白岩優奈(15=関大KFSC)が19日、支えてくれたファンに感謝を示した。フリーから一夜明け、会場の台北アリーナで「ずっと応援してくれるファンの方が、支えになりました」と1年を振り返った。

 16年4月には左すねを骨折。この世界ジュニア選手権は「出られないと思っていた」場所だった。リハビリ期間中は同じ関大で練習をする本田真凜(15=大阪・関大中)やトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳ぶ紀平梨花(14=関大KFSC)を見て「真凜や梨花ちゃんがリンクにいて、早く追いつきたいなと思っていた」。同年12月の全日本選手権前には腰の疲労骨折にも見舞われたが、ジュニア最大の世界大会で堂々の演技を披露した。

 来季に向けてはフリー曲の変更を決めており、ショートプログラムに関しても「何種類かで迷っています」という状態。前日18日のフリー後には浜田コーチが「(昨年)6月にジャンプを跳び始めて、ここまできた。課題は見つかった。落ち着いて腰を治して、体を治してからやらないといけない」と話していた。酷使した体を休め、新シーズンへと向かう。