<バレーボール:W杯女子大会・日本3-2ドイツ>◇10日目◇17日◇東京・代々木第1体育館

 日本がドイツとのフルセットの死闘を3-2で制し、通算7勝3敗の4位とし、18日の最終日にロンドン五輪出場権獲得に望みを残した。

 第1セットは25-20で日本が取った。ドイツの攻撃をよく拾い、エース木村沙織(25=東レ)へつなぐ。好調の木村がスパイクを決め、着々と得点を重ねた。

 第2セットは2度の4点差を追いつく粘りを見せたが、最後に突き放されて23-25と落とした。ドイツは第1セットで苦しんだサーブレシーブが安定し、高さのある攻撃につないだ。

 第3セットも激しい接戦になった。日本は中盤に一時、9-14と5点差をつけられたが、木村の活躍で14-14に追いついた。その後は一進一退となったが、最後は相手のエースにスパイクを決められ、25-27で落とした。

 第4セットは日本が逆襲。相手をサーブで崩し、江畑幸子(22=日立)のバックアタックがおもしろいように決まった。相手を圧倒し、25-17で制し、フルセットでの決着となった。

 運命の第5セットは一進一退で11-11と並んだ。そこから日本は新鍋理沙(21=久光製薬)がスパイクを2本決めて流れを引き寄せ、15-12で振り切った。