<競泳:W杯東京大会>◇初日◇20日◇東京・辰巳
男子平泳ぎ五輪連続2冠の北島康介(28=日本コカ・コーラ)が、自身最多の1日6レースを泳ぎ切った。本職の平泳ぎで50と200メートル。加えて100メートル個人メドレーと計3種目で予選、決勝を泳ぎ、最後は疲れを隠せなかったが、最後まで泳ぎ抜いた。これまでの最多レースは、07年欧州GPモナコ大会初日の5レースだった。50メートル平泳ぎは26秒95の2位、200メートル平泳ぎは2分6秒00の4位、100メートル個人メドレーは58秒64の8位だった。
さすがの北島も疲れで声にならない。「ボーっとしています」。振り絞る声で「結構ボロボロ。ひざも痛いし肩も痛い」。50メートル平泳ぎは07年の日本短水路で出した自己ベストを0秒59上回った。しかし、200メートル平泳ぎは最後の50メートルで大失速、4位に終わった。
徹底的に自分を痛めつけた。「(泳ぎ込みたいから)平泳ぎだけにこだわっていない」と個人メドレーにも挑んだ。200メートル平泳ぎと100メートル個人メドレーの間は、予選で10分弱。決勝ではわずか3分だ。過酷な連続レースだが「(自分の)体力を図れるから、これからも個人メドレーを増やしていきたい」と、この先も挑戦する意向を示した。
今季最大の目標は11月のアジア大会(中国・広州)。8月のパンパシ水泳で今季世界最高を出した泳ぎを再現したい。そのためにも、今は体力を鍛え抜く時期だ。「トレーニングの一環としてたくさん出ることに意味がある」と、五輪王者が新たな体力勝負に挑み続ける。


