五輪3連覇を果たしたレスリング女子55キロ級の吉田沙保里(29=ALSOK)が20日、16年リオデジャネイロ五輪を目指すことを宣言し、これまでの愛知から東京に拠点を移す考えを明かした。

 世界大会で前人未到の13連覇に挑む世界選手権(27日開幕、カナダ)に向けてこの日、都内で代表合宿に参加。「東京に知り合いも増えたし、楽しみながらレスリングをして(4年後の)リオまで行けたらいいな」と打ち明けた。

 これまで練習拠点は愛知・大府にある至学館大だった。だが「ずっと同じでは気持ちが続かない」と変化を求め、栄女子強化委員長にはこの日朝に伝えた。来年から東京で家を借り、自衛隊や各大学の練習に参加させてもらう考え。「名古屋にも戻りますが、東京でいろんな環境を見たい」。

 自炊は皆無で、栄夫人の怜那さんに任せきりだった食事も「シチューならつくれる」と楽しみにした。ただ、東京の1人暮らしには「痴漢に遭わないかなぁ。大丈夫かな」と心配も。【今村健人】