秋場所(9月13日初日、両国国技館)での新十両昇進が決まった双大竜(27=時津風)が29日、愛知県犬山市の宿舎で会見した。師匠の時津風親方(元前頭時津海)と並んで「みなさんが喜んでいただける相撲を取りたい。まずは勝ち越しが目標です」と語った。

 しこ名は入門時の師匠で、07年7月に起こった時太山暴行死事件で係争中の山本順一被告(元小結双津竜)が名付けた。同被告が07年10月に解雇されたあと、部屋の多くの力士が改名したが、そのままの名前で取り続けた。双大竜は「今は印象が悪くなっていると思うけど、自分が頑張ればいいと思い」と話した。