鳩山由紀夫首相は27日、東京・両国国技館で大相撲秋場所を観戦し、優勝した横綱朝青龍に自ら表彰状と内閣総理大臣杯を手渡した。

 この日は朝青龍の29歳の誕生日。首相は土俵上で表彰状を読み上げた後「今日は朝青龍関の誕生日です。おめでとうございます」と祝福し、観衆を沸かせた。続いて重さ約40キロの総理大臣杯を介添人の助けを借りながら授与した。

 観戦中には観衆からの「鳩山さーん」などの呼び掛けに手を振って応える場面も。表彰式を終えると、国技館近くのちゃんこ料理店で幸夫人らと食事をした。

 総理大臣杯を直接渡した首相は故橋本龍太郎氏が最初で、鳩山氏は6人目。2001年には当時の小泉純一郎首相が、負傷しながら優勝した横綱貴乃花を「痛みに耐えてよく頑張った。感動した」とたたえて話題を呼んだ。(共同)