<大相撲名古屋場所>◇10日目◇20日◇愛知県体育館

 東前頭7枚目の若の里(34=鳴戸)対西前頭11枚目高見盛(34=東関)の「青森対決」は、寄り切りで若の里に軍配が上がった。小学校4年生ぐらいから何度となく対戦しているという両者。若の里は、幕内でも屈指の人気を誇る高見盛戦には格別の意識がある。「負けたくない気持ちが強い。勝てば倍、うれしいし、負けたら倍、悔しい」。この日はうれしさ2倍の一番となった。6勝4敗の星には「勝ち越せればいい」と残り5日間での給金直しを視野に入れた。