大相撲の野球賭博事件で、元大関琴光喜関から現金を脅し取るなどしたとして、恐喝などの罪に問われた元力士古市満朝被告(38)の公判が2月28日、東京地裁(登石郁朗裁判長)であり、元琴光喜関本人が検察側証人として出廷した。元琴光喜関は「マスコミにばらされることが恐怖だった。相撲協会を解雇されると思った。(事件を)早く忘れたい」と語った。事件後に公の場で話したのは初めて。また地裁は、元大嶽親方(元関脇貴闘力)を弁護側証人に採用することを決定した。この日、元琴光喜関に対する恐喝未遂などの罪に問われた指定暴力団山口組系組幹部安田善彦被告(46)に懲役3年4月(求刑懲役4年)が言い渡された。