<ロッテ-ソフトバンク>◇4日◇ZOZOマリン
台風21号の影響で千葉・幕張の試合は中止となった。試合開始4分前の決定だった。ロッテ、ソフトバンクの球団旗が掲げられているセンターポールは風速15メートルを超す強風に大きくしなっていたほどだった。
「さすがに野球をやれる状態ではなかった。球団に(中止を)求めましたよ」。ロッテ鳥越ヘッドコーチは中止決定に安堵(あんど)の表情だった。この時期、試合開催の判断はNPB管轄となっており、判断が遅れてしまったのかもしれないが、「風のマリン」と言えども、さすがに立っていられないほどの強風が吹き付ける中では中止判断は正しかったろう。JR京葉線も運転見合わせになっていただけに、お客さんの帰路を考えて、もう少し早い中止決定でもよかったように思う。4連勝と勢いに乗るホークス側も同意見だった。「あれではケガしますよ。投手もコントロールがつかないと思うし、守っていても(飛球への)対処ができないと思う。この時期何が一番イヤかと言えば、ケガですからね」。ソフトバンク福田もホッとした様子だった。
さて、この中止が逆転Vを狙う工藤ホークスにとって「吉」と出るだろうか。ロッテとの残り試合は10試合。残り29試合の約3分の1は井口ロッテとの対決となる。後半戦になって下位に沈んだとはいえ、ホークスへの対抗意識は強い。8勝6敗1分けと対戦成績は勝ち越しているが、ホームビジターそれぞれ4勝3敗(1分けは京セラドーム大阪での主催)とさほど戦績は変わらない。首位西武との直接対決もさることながら、ここでの取りこぼしは逆転Vの致命傷となる。敵地ZOZOマリンで6試合。厳しいゲームが残った。【ソフトバンク担当 佐竹英治】





