6月20日のイースタン・リーグ巨人-ロッテ戦は、ジャイアンツ球場で初のナイトゲームだった。

試合開始は午後6時。スタンドには仕事や学校帰りのファンの姿も目立った。平日の火曜日に913人が応援に訪れた。同じ第3火曜日で、午後4時試合開始の薄暮ナイターだった昨年6月21日西武戦の観客は295人。試合開始が2時間後ろ倒しとなり、3倍以上のファンが集まった。菊田拡和内野手(21)は「いい雰囲気で楽しかった」と多くのファンに囲まれながらの環境に気持ちも高まっていた。同じく午後6時開始だった翌21日ロッテ戦は1210人と、さらに多くの人でスタンドは埋まった。

新たな試みの背景には、25年オープン予定の新ジャイアンツ球場に向けた思いがある。

巨人の藤門順ホームタウン推進部長は「ファームであっても、新球場に多くのお客さんに来ていただきたい思いがあるんです。どうすれば、実現できるかを考えた時、午後4時よりも午後6時開始の方がいいのではないかと。それを今までやったことがなかった。新球場の開業が近づいてきているので、このシーズンから知見を貯め、新しい球場のオープンに役立てていきたい」と経緯を説明する。中堅122メートル、両翼100メートルで人工芝が敷かれる新球場。収容人数は2700人で、国内初の水族館一体型の球場にもなる。ファームの野球観戦が地域に根付き、より身近になっていくことを目指していく。【巨人担当 上田悠太】