中日岩崎翔投手(34)が10日、バンテリンドームでの秋季キャンプ最終日に打撃投手として登板した。手術後2度目で、立浪監督ら1軍首脳が見守る中で30球を投じた。結果は、村松、鵜飼、三好相手に安打性1本と好投。直球とカーブだけで、最速は152キロをマークした。
岩崎は21年オフにソフトバンクからFAの人的補償で中日に加入。しかし、22年3月26日の移籍後初登板の巨人戦で肘に違和感を覚え降板。同年9月に右肘のトミー・ジョン手術などを受けリハビリを続けてきた。約1年半のリハビリには、同じ術式を経験したツインズの前田健太投手からもアドバイス。ソフトバンク時代のチームメート、メッツ千賀の紹介で連絡を取り、リハビリ中の過ごし方などを教授された。メジャー流でリハビリ中のキャッチボールも球速をチェック。復活への階段を上ってきた。
また、リハビリ中は、筋肉量、体重も増やした。89キロだった体重は、99キロに。細身の体がビルトアップされた。「以前ほど力感を感じなくても、スピードが出るようになったりとか、球の伸びとか質みたいのは少しよくなった」。リハビリからの復帰マウンドで、体の変化に笑みがこぼれた。
立浪監督も就任初年の22年4月以来となる右腕の捕手後方のネット裏に陣取り確認。指揮官は「体も大きくなって、すごく近くに感じる。バッターに威圧感を与えられる。非常に頼もしい」と、反攻へブルペン陣の厚みが増すことを描き、自然と表情も緩んだ。
岩崎は来年2月のキャンプに全開で入る青写真を描いている。「リハビリの段階では順調。本当に(首脳陣に)アピールしないといけないのは来年2月から3月にかけてだと思う」。現在は203番を背負っているが、背番号16を取り戻す日は近い。【中日担当=伊東大介】




