<ソフトバンク3-1オリックス>◇27日◇みずほペイペイドーム
1点を追う2回裏、先頭で打席に入ったソフトバンク正木智也外野手(24)のバットが試合の流れを引き戻した。カウント2-1からの4球目。カットボールを引っ張った。同点に追いつく4号ソロだ。
「1点ビハインドの先頭打者として出塁することだけを考えました。少しバットの先でしたが、うまくバットのヘッドを使うことができたと思います」。シーズン自己最多の4号弾。チームの勢いを取り戻す1発にもなった。
仙台、北海道と続いたロードでチームは1勝4敗。楽天、日本ハムに負け越して福岡に戻ってきた。首位快走も少しばかり小休止。さらにこの日は、先発モイネロが立ち上がりからピリッとしなかった。初回、押し出しで1点を先制された。続く2回も2死一、二塁のピンチを招いていた。嫌なムードを正木のバットが払拭(ふっしょく)。同点に追いつき1死後、石塚が左前打で出塁。17日ロッテ戦以来の先発となった佐藤直が、左翼フェンス直撃の勝ち越しの適時三塁打。下位打線で試合をひっくり返した。逆転の火付け役となった正木は、仙台&北海道遠征で唯一の白星となった23日の日本ハム戦で延長10回に決勝の3号ソロを放った。
小久保監督は3年目の成長株をまだ手放しで褒めない。「(ホームランは)甘いボールを仕留めましたし、(8回の左飛に倒れた)最後のボールも紙一重ですけどね。まっすぐをもう少しはじき返せば…。まあ、そこまで言うとぜいたくですけどね」。期待の裏返し、ということなのだろう。【ソフトバンク担当=佐竹英治】




