「新ドクターK男」の抜群の制球力は、星飛雄馬ばりに父との練習で磨かれた。
東洋大・上茶谷(かみちゃたに)大河投手(4年=京都学園)が4日の駒大戦で先発し8回20奪三振を奪い、東都大学リーグの新記録を樹立した。これまでの同リーグの1試合最多奪三振の記録は、92年秋の日大・門奈哲寛(対国学院大1回戦)、02年秋の堤内健(対専大3回戦)らの18奪三振。
最速151キロの直球と4種の変化球を操り、5回までに15三振を積み上げる圧巻の投球。9回に3連打を浴び、8回0/3を5安打2四死球3失点でマウンドを降りたことを後悔しきりだったが、ビシビシと両サイドに決まる制球の良さが目立った。
コントロールの良さを問われた上茶谷は「親がうるさかったんです」と笑った。野球を始めた小学1年から、自宅のガレージでネットスローをするのが日課だった。そのおかげか、京都学園時代から制球力には自信があり「四球を連発するようなことはなかったです」と振り返った。この日さえ渡ったチェンジアップを決め球に16三振を奪ったこともあったという。リーグ戦初先発は今春の中大との開幕戦。あっという間にドラフト1位候補に上り詰めたシンデレラボーイのルーツは、父と二人三脚で歩んだ幼少期にあった。【和田美保】





