20年の独自大会で花巻東の主将を務めた同大の最速146キロ右腕、清川大雅投手(4年)が、21日の関西学生野球秋季リーグ関大戦で、8回から登板し、1回2/3を無失点に抑える好投を見せた。
回またぎの9回、2死二塁で左打者を迎え、左腕の阪上陸投手(4年=鳥取城北)と交代。「不本意でしたが、(阪上が)抑えてくれてよかった」と笑みをこぼした。
高校の先輩・ドジャース大谷翔平の「50-50」の偉業が話題になっている。「さすがにえげつないです。毎年ありえないことをしていて、『先輩』と言っていいのか…」と語った。高校1年の冬、同校の練習場を大谷が訪れた際の姿が記憶にある。「体はでかかったんですけど、自分は下級生で、先輩たちに囲まれていて、ほぼ見れなかったですね」。
自身も大学入学時は二刀流を目指し、内野手のメニューをこなしていた。「(大谷先輩という)いいお手本がいらっしゃるので、そうなれたら(笑い)」。しかし、同大入学当初から将来は社会人野球入りの展望を描いており、リーグ戦でのアピールが必要だと痛感。強肩を生かし、大学1年夏から投手に専念していた。
もう1人、花巻東のドラフト1位の先輩は、身近な存在だった。小学生時代からチームメートで、今季プロ入りした1学年上の巨人・西舘勇陽投手(22)だ。中学時代には投手・西舘、捕手・清川でバッテリーを組んでいた。プロ初勝利や初ホールド、セーブを記録した右腕について「勇陽さんが入寮前の昨年末にもお会いしました。遠い存在になってしまいました…」と笑う。
今年から背負う背番号19は、同大時代にエースで2学年上の先輩、東邦ガスの高橋佑輔投手(25)が背負っていた。「ザ・エースという安心感のあるピッチングが本当に憧れで。ずっと見ていたので、4回生になったらつけたかった」。
その高橋と同じ舞台で卒業後も野球を継続予定だ。「4年間、優勝していない。手が届きそうで届かない。最後の最後に優勝して、花野(巧)監督を胴上げできるように頑張りたい」と誓った。【中島麗】(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「野球手帳」)




