08年以来の夏の甲子園を目指す菰野が5人の投手で無安打無得点リレーし、英心に29-0(5回コールド)で大勝した。

 プロ注目の最速151キロ右腕岡林飛翔投手(つばさ=3年)は先発し、1回を3者連続三振。この日の最速は146キロを計測し、チームに勢いを付けた。

 2回は背番号「3」の田中紀彦投手(3年)。3回に岡林飛の弟の岡林勇希投手(1年)、4回は河内頼投手(らい=2年)、5回には背番号「1」の村上健真投手(3年)が締めた。許した走者は河内の出した四球の1人のみ。全てのアウトを三振で奪った。打線もつながり、2回以降は毎回打者一巡。29得点を積み重ねた。

 戸田直光監督(54)は「主力の投手がみんな投げられて良かった。先発の岡林は落ち着いて投げられた。1年生も夏のマウンドを経験できた。夏の大会は投手が大事。どれだけつなげるか。15(連続)奪三振もいくかなと思ったんですけど。(打線は)しっかりやっての29点です」と振り返った。