早実・清宮幸太郎内野手(3年)が高校通算106号を放ち、史上最多とされる山本大貴(神港学園=12年)の107本に王手をかけた。

 3回の第2打席だ。先頭で1ボール2ストライクからの4球目の変化球を右中間へ運んだ。

 5回の第3打席には走者無死一塁、カウント2ボール1ストライクからの4球目を思いきっり引っ張り右翼線二塁打を放ちチャンスを拡大した。

 7回の第4打席は2死一塁から四球を選んだ。

 2点リードの9回第5打席は2死一、二塁のチャンスで登場。1ストライクからカーブを強振。ライト線にポトリと落ちる幸運な2点三塁打を放ち、貴重な追加点をたたき出した。

 この日、清宮は3番一塁で先発出場。第1打席は四球。

 早実は清宮の本塁打を含む3打点での活躍で8強に進出した。

 「初戦のつもりで万全の準備をして臨みたい」と、今夏初見参した神宮での1発。清宮はこれで、公式戦では今春の東京大会の準々決勝・駒大高戦から8戦連発となった。