国学院栃木(栃木)は、まさかの大量失点で、三度目の正直を果たすことはできなかった。
3年連続同じカードとなった栃木大会決勝戦。作新学院相手に、7回までに15点のリードを奪われる苦しい展開も、選手たちは最後まで諦めなかった。
8回裏1死二塁から、八木沢航平内野手(3年)の左前適時打で1点を返すと、一塁側の応援団はこの日一番の盛り上がりを見せた。
橋本一真主将(3年)は「点を取られるのは分かっていましたが、打ち合えなかった」と目を赤くした。
柄目(つかのめ)直人監督は「選手たちはよくやってくれました。でも、これが力の差かな」と話した。