第99回全国高校野球選手権(8月7日開幕、甲子園)茨城大会は27日、決勝戦が行われ、土浦日大が31年ぶり3度目の夏の甲子園切符をつかんだ。延長15回で試合時間5時間の死闘の末、最大5点差をひっくり返す大逆転劇。9-9で迎えた15回表、2死一塁から8番星野舜遊撃手(3年)が左中間へ決勝の適時二塁打を放った。1984年、取手二(茨城)が夏の甲子園で優勝したときのメンバーだった小菅勲監督(50)が5度、宙を舞った。

 星野は「自分が決めてやろう!」と強い気持ちを胸に打席に立った。延長15回2死一塁のチャンス。真ん中直球をとらえ、左中間へ決勝の適時二塁打を放った。「最高でした。気持ちよかったです」。二塁ベースでは、ニヤリ笑いながら左手で軽くガッツポーズを見せた。