第99回全国高校野球選手権大会は12日、第5日の1回戦2試合と2回戦1試合が行われた。仙台育英(宮城)と日本文理(新潟)が2回戦進出し、神戸国際大付(兵庫)北海(南北海道)が2回戦で勝ち、16強に一番乗りした。

 第1試合では2年ぶり26回目出場の仙台育英が、毎回の18安打で15得点を挙げ8回連続で初戦を突破。15-3で快勝し、東北勢悲願の初Vへ好発進した。19年ぶり3回目の出場の滝川西だったが、攻守にミスが痛かった。春夏通じての甲子園初勝利はならなかった。

 第2試合では今夏限りで退任する75歳、大井監督率いる日本文理が序盤の長打攻勢で勝利。1回、3番川村が鳴門渦潮の左腕河野からセンター左に大会20号2ランを放つなど、2回までに7点を先行し、9-5で逃げ切った。

 第3試合では、神戸国際大付(兵庫)に谷口の2本塁打などで競り勝ち。全国最多の38度目出場で、昨夏準優勝の北海(南北海道)は初戦敗退となった。

【第6日=13日】

▽2回戦

第1試合( 8:00) 大垣日大(岐阜)-天理(奈良)

第2試合(10:30) 三本松(香川)-下関国際(山口)

第3試合(13:00) 明桜(秋田)-二松学舎大付(東東京)

第4試合(15:30) 明豊(大分)-坂井(福井)