東海大菅生が11得点で21年ぶり夏甲子園勝利を挙げた。

 元中日投手の若林弘泰監督は春夏通じて甲子園で初勝利。

 2回、東海大菅生が先制した。先頭の6番佐藤が左翼席にライナーで突き刺す。チーム初安打が本塁打。1点を先行した。

 その裏、高岡商が同点に追いつく。2死から2四球を選び、一、二塁。9番谷内が中前に弾き返し、二塁走者が生還した。

 17年ぶり出場の東海大菅生。6回に勝ち越す。先頭の2番松井が右中間への三塁打で出塁。続く小玉の左翼への犠飛で1点を奪った。

 さらに7回には2死二塁から加点する。西東京大会で無安打の投手・松本がタイムリー右前打を放ち、3点目。リードを2点に広げた。

 高岡商は49年ぶりの春夏連続甲子園。センバツでは盛岡大付との初戦で1点差で敗れている。その雪辱で臨んだ夏甲子園。6回まで東海大菅生を上回る5安打を放ったが、あと1本が出ない。

 東海大菅生は8回には小玉の右適時打、9回には2番松井の二塁打、5番奥村の大会32号となる3ランなどでリードをさらに広げた。