東海大菅生が3試合連続2桁安打の猛打で初のベスト4に進出した。2ラン3本など打線の破壊力を見せつけた。3戦で42安打と打線の勢いは止まらない。

 ともに2試合を戦い、初の8強に勝ち上がっていた。

 東海大菅生の打線がいきなり爆発。1回1死一塁で3番の主将・小玉が右中間に2試合連発の2号2ランを放ち、先制。さらに4番片山、6番佐藤の2本の二塁打で1点。この回3点を奪った。

 東海大菅生は3回も長打攻勢。片山が三塁打で出塁すると6番佐藤が左翼ポール際に2号2ランを運んだ。

 三本松は4回まで4安打もあと1本が出ない。流れを変えたいベンチは4回裏、2試合完投の先発佐藤から安芸に継投する。

 攻撃の手を緩めない東海大菅生。6回、8番鹿倉の安打で3試合連続2桁安打を記録すると、2番松井が2ラン。この試合チーム3本目の本塁打で加点した。

 あきらめない三本松は8回に9番黒田、1番大久保と初の連打で1点を返した。

 三本松は出場8校の公立校で唯一、8強入り。創部108年で甲子園初勝利と挙げ、香川県勢としても15年ぶり8強入りだったが、ベスト4には届かなかった。