浅野が9安打11得点で高津を破り、6年ぶりに3回戦に進出した。

 相手の失策や四死球で出た操作を、盗塁を絡めて効率よく得点に結び付けた。辻裕太監督(29)は「(走塁は)打撃や守備に比べて差をつけられるので、普段からタイミング、スタートなど強化しています」と話した。2盗塁の長谷川暁人主将(3年)も「試合前から積極的に走ろうと全員で意識を共有していた」と笑顔を見せた。

 70年前には甲子園出場経験もある浅野だが、現在は東大合格者を輩出する進学校だ。野球部からもここ数年、合格者を出しているという。長谷川は「少ない練習時間なので基礎をしっかりやってきました。勉強の方は野球が終わってからしっかりやります」と笑顔で球場を後にした。