盛岡大付がタイブレークのない延長13回の熱戦を制し、2年ぶり10度目の頂点に立った。

準決勝で大船渡の佐々木を攻略した打線が振るわず、得点は竹ケ原大輝内野手(2年)の高校初本塁打と、土壇場で追いついた岡田光輝外野手(2年)の犠飛のみ。最後は途中出場の松原瑠来外野手(2年)が中前適時打を放ったが、関口清治監督(41)は「消化不良で勝ってしまっていいのかなって感じ」。東北大会に向けては選手間のさらなる競争を求め「花巻東と決勝でもう1度やりたい。岩手同士の決勝を実現させてセンバツもつかみたい」と意気込んだ。