今夏の甲子園で8強入りした近江(滋賀1位)が同じく8強の報徳学園(兵庫3位)に敗れ、来春のセンバツ出場が厳しくなった。

今夏の甲子園で好投を見せた林優樹投手(2年)は本塁打を浴びるなど12安打5失点。「自分のせいで負けてしまった」と表情をゆがめた。それでもこの日は自己最速を3キロも更新する136キロを計測。

「ストレートも走っていて、自分の中で今までで一番感覚が良かった」と手応えもあったが「それが裏目に出て、上半身の力が入って変化球を低めに集めることができなかった」と自らの投球を分析した。

エース番号を背負い、前チームから正捕手を務める有馬諒(2年)とともにチームの軸になる。「この秋は自分が甲子園に連れて行くという思いでやってきた。夏は必ず甲子園に戻りたい」と林は前を向き、力強く話した。